ワルサーP99 フィクスド
マルゼンのワルサーP99、固定スライドです。
固定ガスとしては群を抜いて滑らかで軽いトリガー、
構造上冬場にも強くサイドアームとして十分な性能を
持った銃なんですがホップの当たりはずれが大きい、
マガジンがガス漏れするなど欠点も多く愛情がないと
使いこなせない困ったチャンでもあります。
で、今回はチューンでなくて修理。
症状はトリガーを引いてハンマーをコック(?)するまでは
出来るのにハンマーが落ちない。とにもかくにもまず分解。
原因はおそらくこれ。真ん中のピンにあるはずの
リングがなくなってました。
ちょっと見難いですが左下のがハンマーユニットです。
銀色のものがハンマーでトリガーを引くとトリガーバーが
このハンマーを引っ掛けて後退、ハンマー手前の緩い
傾斜の付いたガイドに先ほどのピンが当たりトリガーバーを
下にずらします。そして下にずれることでハンマーへの引っ掛かりが
外れてハンマーが前進、マガジンバルブを叩いて発射となります。
今回の故障はこのトリガーバーが十分に下がらずハンマーの
引っかかりが外れないことが原因のようです。
ちなみにマルゼンに電話して問い合わせたところ、このパーツは
現在生産終了かつ在庫無しで修理不能とのこと。ぶっちゃけ精度が
要求されるわけでもない真鍮の輪っかなのでホムセンで代用品さがして
くださいとの答えでした。
で、探しましたよ代用パイプ。結論上手くいきませんでした OTL
なので代替案。
ガイドにプラ板貼ってみました。要はトリガーバーが下に押し下げられれば
良いのでこれでも間違いないはず。組んでみたらばっちり作動しました。
買ったパイプがほぼ無駄になりました、ちくしょうめ(皿
これでこの子がまた戦場で活躍できそうです。